デザインとは何か、を考えますと、よりよく伝達するためのアイデアおよびその方法であり、デザインするのは、情報を整理して理解の手助けをするため、マインドをプラスに導くため、およびマイナスから遠ざけるためであると思っています。
わかりやすさは快の感情を生み出します。快の感情とは目から脳に信号が送られてからの非常に短い時間での本能的な判断によって、良いもの、受け入れられるもの、となるまでの一連した心の動きです。複雑でないものが快なのは、理解するための思考する、エネルギーのロスが少なくてすむからだそうです。よくわからないものは理解が面倒くさいから不快。わかりやすいものは快です。
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快・不快は古い脳である扁桃体が潜在意識から記憶をひっぱりだしてきて約0.2秒の間で決めているらしいのですが、時間について論文など根拠がしっかりしてる記事は見つけられませんでした。ここではひとまず「直感的な判断」とします。
直感的な判断の後に、論理的(理性的)な思考のプロセスに移って購入など次のアクションをする理由を探し始めます。理性的な思考とは、たとえば、
●値段は妥当なのか
●品質や仕様はどうか
●置き場所には困らないのか
●使い方は簡単なのか難しくないのか
●口コミでの評価点数や評価内容はどうか
などです。
直感は強力ですが、直感的な判断の後にそのまま決めることはほとんどなく、次の段階である理性的な思考の結果、合理的と判断すればアクションを起こすでしょう。ただ、直感で生まれる快(プラス)か不快(マイナス)かの感情(直感の判断結果)は、その後を方向づけます。
あまりにも短い時間の判断で生まれる直感は、なんか好き(もしくは、なんか嫌い、なんかイマイチ)という、ふわっとしたプラス(もしくはマイナスか)のマインドを植え付けて、その後の思考に大きく影響を及ぼす、陰の支配者のような存在と言えると思います。
理性的な思考をもって購入理由を探すにしても、探すのは買う理由なのか、買わない理由なのかを、陰の支配者によって既に分けられているとするならば、できれば買う理由を探してもらうためのプラスの施策を取りたいと思うのは当然ですよね。
直感は、瞬時に働かないと命が脅かされる遠いご先祖の時代から培われた人間の能力のひとつ(本能)だろう、と想像しますけれど、それはともかくも、不快の感情を最初に持たれてしまうと、その後の戦いは間違いなく不利です。それだけにわかりやすさは重要で、デザインによって高めていくことは大切なことなのです。もちろん直感への作用だけでなく、わかりやすさでもって、内容を理解する手助けをすることも大切です。
